平成29年度 中野区立中学校 PTA 連合会の会長を務めさせて頂く事となりました佐藤宇一 と申します。
御来賓の皆様、ご列席の皆様には日ごろより中野区立中学校PTA 連合会の活動に対しまして、深いご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
いままで中野区立中学校PTA連合会は、行政、学校、地域、OBたくさんの方々から支えられ活動を行ってまいりました。そのことにまず、この場をお借りしてお礼申し上げます。
中野区立中学校PTA連合会は、区立中学校PTA相互の親睦を図り、連携して区立中学校振興のため協力をすることを目的とし、各校PTA会長を中心に組織され、教育環境の改善・充実等と子どもたちの健やかな成長を願いつつ、様々な活動を展開してまいりました。
ここで少し社会の状況を見てみますと、情報の高度化、多量化、少子化など、今、社会が大きく急速に変化しています。
また、各地では、子どもの安心安全が脅かされるような事件・事故が発生している社会状況もあります。
子どもの成長の基盤となるべき家庭や人と人の結びつきの強かった地域社会の教育力も低下しているなど、子どもを取り巻く環境も大きく変化しています。
更にPTAの現状 についてみてみますと、女性の社会進出が進むに伴い、PTA 活動の負担という問題も生じ、 PTA によっては活動の展開や充実が困難になってきている現状もみられます。そのような中、今後PTAに求められる役割は、子どもたちの安全や、健やかな成長を支えるために、学校と家庭、地域社会との連携がますます必要となると考えます。その学校と家庭、地域社会との懸け橋となるものはPTAだと思います。
地域社会全体で未来を担う子どもたちの成長を支える仕組みの一つとして、 PTA の果たす役割は重要かつ必要なもの考えます。最近では PTA の役割も、「コミュニティー・スクール」のように、地域と一体となって学校経営や運営にもかかわるなど多岐にわたるものへと変革が求められており、PTA 活動への期待はますます高いものとなってきていると感じています。
最後に今年度の抱負について述べたいと思います。今年度は「不変と変化」をキーワードとしたいと思います。
中野区立中学校PTA連合会は、創設以来脈々と「子どもたちのために」という理念を変わることなく、共有し、継承してきました。その理念はけっして変わることなく、変えてはいけないものです。そのために、私たちは基本方針とスローガンを基に、英知を結集し、また皆さまの協力を仰ぎながら、中野区の子どもたちの健やかな成長を支える PTA 活動を推進していきます。
一方で今日求められている、よりよいPTA活動の在り方を追求しながら柔軟な変化、その先の進化を見据えた活動してまいりたいと思います。
最後になりますが、ご来賓の皆様、ご列席の皆さま方のご理解とご協力を重ねてお願いいたしまして、29年度会長就任のご挨拶とさせて頂きます。