令和3年5月8日(土)定例会長会 於南中野中学校

今月の会長会は、南中野中学校の多目的ホールをお借りして開催しました。(昨年は9月にお邪魔しております)

会長会に先立って、今年度より南中野へ赴任された竹之内勝校長に、グラウンド、体育館、プールなどの校内施設をご案内いただきました。

まず、嬉しいお知らせとして、平成29年度より要望をしていたグラウンドの不陸(ふろく)整備が今年度行ってもらえる事になり、凸凹だったグランドが整地されるので体育の授業や部活動で使用する際に、怪我の発生をあまり心配しなくてもすみそうです。完成が待ち通しいですね!

体育館には冷暖房の空調設備が完備され(同H29年度要望)、天井のライトもこれまでの水銀灯からLEDになったため、明るさもさることながらすぐに点灯するため使い勝手がよくなり非常に快適で、災害時の避難所としての機能強化も図られました。

カビ臭いカーペットタイルに悩まされていたAudioVisualルーム(通称:AVルーム)は、昨年度の改善要望の結果、明るい基調のクッションフロアに改善され、更衣室としても利用するほか、畳を敷くことで柔道の授業も行える等、多目的な部屋に生まれ変わりました。

《以前の様子》

教室をご案内いただいた際には、扉のない大型ロッカー(同H29年度要望)にたくさんのテキストや資料などが置いてある様子が目に飛び込んできました。

教室の隅には「置いていいもの」のリストが明示されており(リストは都度変わるようです)、学校によって何を持ち帰り、何を置いて行ってよしとするかの判断は分かれますが、10kg近い荷物からの解放に加えて、GIGAスクールの進行により一人一台のiPadが貸与されたことで、今までのアナログ100の時代から、これからはデジタル教科書やテキストなどの導入がもっと進むと、それぞれ50:50で授業や家庭学習が展開できるなど、色々な可能性が広がると感じました。

このほか印象的だったのが地域生涯学習館「みなとっぷ21」にある和室です。水屋も備えた本格的な茶室があり、入り口では石灯籠が出迎えてくれました。茶道部の部員によってとても清潔に保たれ、公立中学校の中では恐らくなかなか類を見ない本格的な施設にメンバーは一様に驚いておりました。

南中野の自慢の一つでもあるプールの天井はガラス張りで、ボタン一つで開閉できるようになっていましたが、時間がなく開閉を見る事が叶いませんでした・・・

見学の後に、今年度第2回の会長会を開催しました。校長先生との意見交換では、校内視察の際に「こども食堂」のポスターが教室に張られていたことから、昨今のコロナ禍において各家庭の経済的状況などの変化について話題にあがり、給食が生徒たちの貴重な一食となっている事や、保護者の負担軽減にもなっているといった意見を交わしました。また、昨年度からですが、南中野中では定期考査の時にも給食を食べてから下校できるようになったそうです。

この日の主な議題は、各ワーキングチームとワーキンググループの報告と情報交換が中心となりました。

改善要望書WTからは要望書提出に向けての作成スケジュールの確認。合同進路相談会WTからは、新型コロナによる感染状況を考え、開催時期と開催方法の再考について提案がありました。様々なアイディアが出ましたが、現段階で何がベターなのかを早急に検討し、開催に向けて進んでいくこととしました。中P連だよりWTからは夏休み前に前期号を発行する予定との報告がありました。

この他、スポーツ大会WGから今年度のキャプテン会議の時期についての相談や、研修WGから5/16の広報委員研修会の中止、6/20の役員・委員研修会の開催の方向性について報告と相談がありました。

例年の5月開催の会長会は、退任される会長の皆さんの卒業式でもあります。しかし、今年もコロナの感染拡大防止のため、最後の晴れ舞台で節目となる総会も書面決議で見せ場がなく寂しい感じがしましたが、最後にお一人ずつ挨拶をいただく中で、みなさん優しい笑顔でこの1年を振り返りながら「楽しかったです」、「勉強になりました」と言葉にされていたのがとても印象的でした。

また、長年この中P連の顧問と会計監査としてご貢献いただいたお二人に連合会長からの感謝状と連合会からの記念品が手渡されました。

ご退任された会長の皆様、そして長年に渡って連合会の活動を支えてくださった皆さんの子どもたちへの愛情を引き継ぎ、コロナに負けず、力強く歩みを進めていこうと新体制メンバー一同、思いを新たにしました。

次回は中野中学校にお邪魔いたします。