9月の区長・教育長との懇談会、10月の教育委員会事務局幹部との懇談会に続きまして、12/10(金)教育委員との懇談会を中野区役所にて開催いたしました。
緊急事態宣言は解除されておりましたが、コロナ対策に細心の注意を払いながら、短時間での開催に努めました。
教育委員会より、入野教育長、教育委員の田中栄一さん、村杉寛子さん、岡本敦之さんの4名の皆様にご多忙の中ご出席をいただきました。
連合副会長の開会の言葉に続き、連合会長より、教育委員の皆様へご挨拶させていただきました。
入野教育長および教育委員の皆様からは、「コロナ禍においては教育委員会、学校、保護者が一体となって対応できた」、「教育委員との懇談会が2年ぶり開催できて良かったと」、「新任教育委員としてこれまでの経験を生かしていきたい」などのご挨拶をいただきました。
各校会長の自己紹介に続き、「改善要望書」について「合同進路相談会」について説明をし、懇談を行いました。
【改善要望書について】
中P連より「9月に中野東中学校の新校舎が完成・移転したが、中野区立中学の各校の校舎格差が如何ともしがたいレベルに開いている。子どもたちの教育環境格差を縮めるためにも、従来の校舎も学びやすくするための配慮をお願いしたい」、「ICT環境はiPad配布でハード面は整ってきたが、通信環境やソフト面が追いついていないので、さらに整備を進めてほしい」、「給食に異物混入が頻発している中学があり、食の安全が脅かされている状況がある。改善を早急に進めてほしい」などの意見を述べました。
【合同進路相談会について】
昨年度取り止めとした合同進路相談会はコロナ禍の影響を考慮し、今年度は関係各位のご理解とご協力を経てオンライン形式で開催しました。作成したWebサイトを皆様に実際に見ていただき、コロナ禍で失われかけた子どもたちの進路選択のきっかけ作りの材料として、意義ある活動であるとのご説明をいたしました。
教育長および、教育委員の皆様からは下記のようなご意見をいただきました。
- 今年度から始まった連合文化発表会は応援していきたい。
- コロナの影響もあり、不登校が増えているので来年度は対策に取り組んでいきたい。
- 中学生の歯肉炎が増えている。コロナ禍による生活環境の変化を受けているからだろう。
- (コロナ禍で)保護者同士のコミュニケーションが不足しているが、改善に苦慮していると聞く。
- 不登校については起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)の影響も大きいのではないか。
- コロナ禍で中断していた性教育や、がん教育を再開していきたい。
- 教員向けのICT研修については、小学校は綿密に進んでいるが、中学校は遅れている。
フリーディスカッションにおいては、各校会長から各種意見が述べられました。(以下、主なものを抜粋いたします)
- 給食の異物混入が続いているので、食の安全を早急に確保してほしい。
- 大切なところの課題に対する姿勢が同じで安心した。
- ICT化と学校の安心安全は引き続き進めていただきたい。
短時間ではありましたが、中身の濃い有意義な懇談会となりました。
ご多用の中、私達との懇談会にご出席くださいました、教育委員の皆様に御礼申し上げますとともに、引き続き中野区の子ども達のために、ご尽力くださいますよう切にお願いいたします。