令和4年1月15日(土)定例会長会 於第二中学校

この日の定例会長会は第二中学校を訪問しました。第二中学校は中野区の中心からやや南に位置しています。昭和22年(1947年)に開校し、その後昭和32年(1957年)から特別支援学級(I組)への取り組みもはじめ、区内でも歴史ある学校のひとつです。

校内視察では、井出副校長よりご案内いただき、はじめに温水プールを見学しました。二中の温水プールは曜日や時間帯によって一般開放も行われています。更衣室などもリニューアルし、非常に清潔感のある施設となっています。

一般開放直近にプール底の不具合で砂利が発生するトラブルがあったそうですが、オープン日までに改善が行われたとの説明も伺いました。

施設横のトイレには男女それぞれにベビーベッドが整備されていました。

特別支援学級「I組」の教室を視察した際、たくさんの食器が並んでいることに気づきました。これまでは年に二回、地域の皆さんに手料理を振る舞う授業がありましたが、いまはコロナ禍で実施できていないとのことです。

北中野中学校同様に歴史あるが故に、校舎内のいたるところに傷やひび割れが散見されました。校舎の大規模改修工事(コロナで時期未定)を控えていることを理由に、こうした所への対応が成されないことに強い疑問を抱きます。

一方で、多機能印刷機が導入されました。(現在、区内中学校では2台のみの導入)。
これまで大量の資料や配布物を一纏めにするには人力に頼らざるを得なかったのですが、この印刷機には自動で書類を纏めてくれる「ステープル機能」が搭載されているため作業が大幅に効率化されました。

ただ、これまで書類を束ねる仕事などはみんなで力をあわせて行うコミュニケーションの場にもなっていたことから、少し寂しく感じることもあるとのお話も伺いました。

この日の会長会には区の「地域支えあい推進部」の小山真美課長がお見えになりました。これまでは孤独になりがちな高齢者を主な支援対象としてきた包括支援施策の対象を子ども達へも広げ、支援、見守りも行うことで区の地域共生社会実現へ道筋をつけていく上で中P連との情報交換、連携を模索したいとのご説明でした。この件については、事務局を通じて議論を重ねていくことにしています。

松田芳明校長からは給食の異物混入に関する報告がありました。ご心配とご迷惑をおかけしているが、これまでの調査結果から調理業者の管理、資質に大きな悪質性が認められるものではなかった。むしろ区内の給食づくりをする業者の中でも非常に丁寧な仕事をして頂いている業者の一つであるとの事であり、食の安全をこれまで以上に確保する取り組みを行う旨のご説明と、教職員就労環境改善を目的とした部活動改革への取り組みを検討している旨の説明を頂きました。

各ワーキングチームからの報告では、いずれも新年度へ向けての準備や報告が続きました。

▼改善要望書WT 少しずつ改善されている旨の報告が来ている。必要なものが必要な形で提供できるよう、引き続き改善を求めていきます。

▼合同進路相談会WT 各高校のブースに使用するパーテーションのレンタル業者の選定やその費用、もらい受けした場合の保存方法などの課題について意見交換を行いました。また、今後の開催は小P連と共催する形も視野に入れて議論をしていく見通しです。

▼各種研修会WG 来年度の合同研修会の講師は中野区ご出身の教育委員の方へ依頼し、ご快諾を頂きました。研修会の進め方については次年度のWGにて準備することとなりますが、大まかなイメージは今年度中にまとめていく予定です。現段階で懸念されるのが、研修会の翌日に国政選挙の投票日となる可能性があり、その場合の会場使用の制限がかかるのかどうかです。今後確認し、会場変更などについても検討を進めていく方針です。

▼その他 昨今の様々な社会状況を鑑み、中P連のOB会は今年度をもって解散する旨の報告がありました。解散にあたりOB会の残余金を中P連にご寄付いただけることとなりましたので、ご厚意を無駄にすることなく子どもたちのために役立てたいと思います。

また、中P連60周年を祝う式典や行事は、コロナ禍の状況を鑑みて行わないこととしましたが、記念品として各校へ横断幕を贈呈することといたしました。サイズ(縦120×横300)と中P連のロゴマークが入ること以外のデザインは自由とし、各校毎に調整に入って頂きます。各校への贈呈のタイミングについては来月の会長会で再協議いたします。

次回会長会は、第七中学校で開催いたします。